FC2ブログ
理学療法士になりました                    ~リハビリ 日々是好日~
リハビリスタッフとして仕事をしながら、日々思うこと、記憶に残ったことを記録していきます。

プロフィール

どら吉

Author:どら吉
年齢   : 39歳
性別   : 男性
略歴   : 大学  ドイツ文学科を専攻
     : その後 金融機関に就職
           システムエンジニア
     : 退職後 専門学校に入学
           理学療法学科を専攻
     : その後 病院・診療所に勤務
     : 現在  診療所にて
           通所リハビリ業務
           訪問リハビリ業務



カテゴリ



最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


職場定着支援助成金について

こんばんは。

 私の勤務するデイケアにおいては、現在、お風呂がかなり老朽化してきていることもあり、
なんだか1階にある診療所のレントゲン室に排水が漏れていることもあるようですので、
浴室を改築することにしました。
それに伴い、 入浴用リフトを新たに購入するのですが、その際に、
item_img08.jpg

 タイトルにある、 職場定着支援助成金 の申請をすることにしました。。

私が担当していますが、、なかなか書類やら計画やら、苦労しています(笑)

これは、制度としては、個人や中小企業の事業主に対して

< 雇用管理改善を推進し、人材の定着・確保を図ることを目的としています。
  このうち介護関連事業主の場合は、介護福祉機器の導入等も助成対象となります。 >

というものです。
 介護福祉機器の導入費用 ・ 保守契約費 ・ 機械の使用を徹底するための講習費
 介護技術に関する身体負担を軽減するための研修費

これらの費用を、 最大 300万円 まで 費用の 1/2 を負担してくれます。

やりとりするのは、県の労働局に対してです。
書類をまとめ、その労働局へ赴いて、手続きをします。

 ① 計画段階 での書類作成 ( 購入する前のその会社の状況などを書類に作成します。
                     社労士さんが代行も可能ですが、そんな余裕ないので、
                     私が作成しています。
                     導入機器のメーカーさん、販売店さんなどの協力も必要です
                     計画期間というのを定めます)

  購入して導入してから、 買いました。半分補助してください、はダメです。
 購入予定を立てている段階で、許可が必要です。
 5月に計画書類を届けた場合は、だいたい7月1日移行に導入ができます。

 ② 実際に導入後の運用・導入効果の把握後 の書類作成
                    (導入前にアンケートを作成し、とるのですが、、、
                     実際にその機器を使ってみて、研修を受けてからの
                     導入後のアンケートも作成します。
                     そして、導入に関わった費用などの書類をまとめます。
                     計画期間終了後2ヶ月以内がめどです
                     介護職への研修は、、、私がやることになるかと思います。)

 ここでまた、労働局に赴いて、いろいろ手続きをします。
職場の離職率などの実績も問われます。

それで、結果がOKであれば、、、補助金として、1/2 が返金されます。
         
介護福祉機器といっても、全てのものでなく、 
労働環境の改善が見込まれるものでないといけないようです。。。

 ● 移動 ・ 昇降用リフト
 ● 自動車用車椅子リフト
 ● エアマット
 ● 特殊浴槽
 ● ストレッチャー
 ● 自動排泄処理装置
 ● 車椅子体重計

などが対象です。。。

リフトのお値段、上の写真のもので、50万くらいです。 その半分と、
設置・研修費などが2万円程度かかるようです。。。
消費税分はダメですね。
半分くれるのは良いのですが、、書類などなかなか手続きが大変ではありますね。。。
普段あまり見ることのない、会社の登記関係の書類なども必要ですよ。

わたしのやる研修費はおそらく0円。 やれやれです(笑)

スポンサーサイト

毒キノコ

こんばんは。

 本日は、認知症と腰部脊柱管狭窄症の女性の利用者さん、Mさん94歳のお話しです。

この方は、東北山形県出身ですが、長らく山での生活をしていたので、お散歩していても
花の名前や野草についてもかなり詳しく教えてくれていました。

 なぜ過去形かと言いますと、徐々にその名前が浮かんでこなくなっているのがあります。

先日、久々にお散歩をして、きのこの話になりました。。

 キノコもいっぱい食べたし、採った。ということをおっしゃっていたので、毒キノコなんかは見分けられますか?

と聞いてみました。
すると、 キノコはほんと、いろいろあって危ないよ。でも 手にとっても大丈夫だし、 縦に裂いてみて、
すんなりとさけるものは 食べられる。 まっすぐ裂けないものはダメだね。

 とおっしゃっていました。

へーえ とそのときは感心して聞いていました。
doku.jpg
この、何だかレトロなフレーズ(笑)  人にあげない、、、(笑)

これ、厚生労働省のホームページに現在もある1ページです。 健康・医療 のカテゴリです。

患者さんの人数は、9月から12月にかけて、平成24年にて166人いるようですね。
食べちゃったんでしょうね。。

ちなみに、
1 毒きのこは毒々しい色をしている   
2 柄が縦に裂けるきのこは食べられる
3 毒きのこでも茄子と煮ると中毒しない
4 塩漬けにすればどんな毒きのこでも食べられる
5 かじってみて変な味がしないものは大丈夫
6 ナメクジや虫が食べているきのこは食べられる

ちなみに、、この6つは、どうやら迷信だそうです。よく聞きますが。
致死量のテングタケの種類などは、食べているときは、かなり美味しいようです。。。

HOTについて HFNCについて 

こんばんは。

 HOTについて、と読んでピンとくる方、医療や介護の業界人ですね。
 HFNCについて、と読んでピンとくる方、主に医療の分野で呼吸をしっかりケアしている方ですね。

HOTというのは、

  Home   家庭 ・ 在宅
  Oxygen  酸素
  Therapy 療法

の略です。 在宅酸素療法といいます。  1985年から、 保険適応となっています。
03_01.jpg  p08.jpghot_image01.jpg
とまぁ、絵的、写真的には、こんなかんじです。

 基本的には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺結核後遺症・間質性肺炎・
気管支拡張症・肺がんなどの慢性呼吸不全の方々が対象となります。

 在宅では図にあるような、酸素濃縮装置を、屋外では、酸素ボンベを、
< カニューラ > というチューブを通して 酸素を取り込みます。
酸素ボンベは、屋外だけではなく、 万が一の 停電時、緊急搬送時、災害時などに使う場合もあります。

図では、カートにつけてひっぱっていますが、リュックサックに入れたり、ショルダーバッグに入れる方も
います。

我々は、普段 、空気を肺に入れて呼吸を行います。 その場合、窒素 80% 酸素 20% 程度を
取り込みます。 酸素濃縮装置を使うと、だいたい、普通の空気から、
酸素だけを(厳密には90%以上100%未満)取り出して、
濃い酸素をカニューラを通して利用者さんに送り込みます。

 機能として、1分間に3Lから7L程度の酸素を送り込めます。

もちろん、 周りに 火気 があってはダメですダメです。 爆発します。
bombes-variation.jpg
さて、酸素ボンベは、 右下が500L 手が添えてある右から2番めが 1500L です。
ボンベには、、圧縮された 酸素 が入っています。 これが、大気のもとに戻ると、それだけの用量になります。

たとえば、一分間に5Lの酸素を必要とする人だと、
500L の酸素ボンベ一つで、 100分間 は利用できる、というわけです。
ま、実際にはもう少し難しい理屈があり、
< 内容積 >という用量を表す言葉があり、その数字が表示されます。
容積Q(リットル)、圧力P(MPa)、内容積V(リットル)の Q=(10×P+1)×V
などという計算がありますが、、面倒なので、また後日。。

mobile001.jpgpic-DS13-b.jpg
携帯ボンベに、上記のような装置をつける場合があります。

これらは、 < 呼吸同調器 > と呼ばれるもので、 これは、
利用者さんの 呼気 吸気 のうち、 吸気にだけ同調し、そのときだけ酸素を送り込む、という装置です。

ですので、 ボンベの寿命が伸びます(2-3倍)。  どちらかと言うと、状態の比較的良い方に
使用します。
  連続モード (こればかりだと、、ずっと酸素が出るので、、、同調器をつけなくても同じことになりますが、、、)
  同調モード
の2種類のスイッチがあるものが多いです。

取り付ける場合は、酸素ボンベの元栓をしっかりしめてから取り付けてください。

さて、HOTについては、 家でじっとしている人ばかりが対象ではないというのがポイントです。
酸素を持って、外に出て元気に歩く、これも利用者さんにとっては大事なことです。

 ただし、その利用者さんが頑張りすぎたり、外が嬉しくて無理しすぎた結果、
呼吸苦になってSPO2が低下し、低酸素状態になって、、、と、、悪い結果になることもあるので、
外にでる、という行為に関しては、リハビリや医師の評価に従ってくださいね。。。
利用者さんの中には、、、外に出たいがために、無理なことを言う、大丈夫と嘘をつく場合も現実にはあります。

最後に、、、このような在宅酸素の管理は、複合的に医療保険がかかります。。

だいたいですが、、
在宅酸素指導料  2500点
濃縮器加算     4000点
ボンベ加算      880 点
同調器加算      300点
で合計15600点、1点10円ですから一月で15万6千円。 1割負担だと1万5600円です。

ちなみに、ダイビングなどの目的で買ったとしたら、酸素ボンベ、4万くらいはするみたいです。

 HFNCについては、、、また後日にします。。。

ペースメーカー

こんばんは。

 この数日、かなり暑くなっています。
インドでは熱波で1000人以上亡くなっています。 熱波??
日本でも、他人ごとではないですよね。 異常気象というよりは、これが現在の標準気象、になっているくらい、
気象に関しては喫緊の課題だと思われます。

 さて、そのような暑さのためか、 最近、心疾患の既往をもつ利用者さんが、相次いで
デイケアの利用時に体調不良を訴え、その後、1人は心臓カテーテルの検査で入院、
1人はペースメーカーの異常で入院です。

 さて、本日は、ペースメーカーについて、軽くコメントします。

umekomi-big.jpg tempPacing.jpg
一般に、ペースメーカーというと、左側の図のような感じのものを思いうかべます。
いわゆる、体内に内蔵するタイプです。

 本体は、チタンケースに入れられており、頑丈です。そりゃそうですね。

サイズは最大幅5cm程度、厚さ5~7㎜程度、重量は17g~40g程度で、ものによります。。
リチウム電池で動きます。 
通常は6-7年ほどの寿命ですが、使われ方によっては10年くらいもつ場合もあります。

 リチウムは高熱で気体になるので、 、、、 ある意味、 火葬場にて焼くと、 爆発します。

さて、一方、右側の図のように、体外式 というのもあります。

 これは、本体とリードの一部が外部にあり、アルカリ電池などで動きます。
埋め込まずに、2-3週間程度、コントロールして様子を見る場合に、このような体外式を使います。

 さてこのペースメーカー 今ではいろいろな種類があります。。。ただ、、原則としては、

ペースメーカーが作動するのは、脈が ゆっくりになった人 に対してです。
その状態を徐脈といいますが、、、普段から脈が40回/分程度の人は、心臓の拍動がかなり
弱いため、我々も注意しています。

 デイケアにてその徐脈を発見し、ペースメーカー埋め込みになるような方は、何人か経験しました。

さて、ペースメーカーでは、 その心拍数を設定できます。 多くの方が、だいたい60回/分
程度に設定します。

 これより脈が上がっても、ペースメーカーは作動せず、それを切るペースの場合のみ、動く、
これが原則です。

 それ以外にも、 心室と心房の動きをつなげる役目もあります。。

最近のものは、 脈を自由にプログラミングできるもの、つまり、脈が早くなりすぎた時も、
          脈を自動的に遅らせるように働くものもあるようです。

体内に埋め込まれたペースメーカーを、外の機械からコントロールする、というのも可能になっています。
いやはや、技術の進歩はすごいです。。。

 ただ、このペースメーカー、繊細になればなるほど、誤作動という問題もあります。
何だかおかしいぞ、と気づくのは、我々リハビリスタッフであることも多いのです。

① 固定レート型ペースメーカー
② デマンド型ペースメーカー
③  抑制型デマンドペースメーカー
④  同期型デマンドペースメーカー
⑤ プログラマブルペースメーカー
⑥ マルチプログラマブルペースメーカー
⑦ 生理的ペースメーカー  
⑧  レートレスポンス型ペースメーカー(レート応答型ペースメーカー)

ペースメーカーも、ざくっと分類しただけでも、こんなかんじでいろいろ出ています。

ちなみに、最近我々のデイケアにきている利用者さんも、 ペースメーカーで設定 59 なのに、
階段を上がり下りすると、脈が80台になるような人もいますが、、、
このような場合は、こちらもいろいろ疑ってかかります。

⑧のレートレスポンスタイプは、どんなものかというと、、

正常な人の場合、運動をしたり興奮したり緊張したりすると、
心拍数は上昇します。
しかし、徐脈によってペースメーカが作動しているときは、
設定値の心拍数から変化しないため、< 非生理的 >になります。

これを少しでも改善するため、 レートレスポンス 機能が付いています。
心拍数が上がるようなときには、ペースメーカの設定値を高くして、心拍数を上げる機能です。

 このようなペースメーカーであれば、 運動時に上がってしまっても、
あまりこちらが気にすることもないようです。

 時代はもはや、、、①の固定レートではないようです。。。

いずれにしても、、、この時期、調子の悪化に注意、な時期ですね。

呼吸の2重支配について

こんばんは。

 本日は、呼吸について 述べたいと思います。
 < 呼吸 > について、その特徴について、普段我々は、あまり不思議に感じたり、
そのメカニズムについて考えたりすることは少ないかと思います。

 それだけ、呼吸というのは、 あまり普段は意識しないものです。 心臓の拍動と同じです。
そういった意味では、 呼吸というのは、 < 自律性 > のある運動とも言えます。
つまり、無意識のもと、自然に行えます。 寝ていても、自然と呼吸はできています。

 これを < 自律性呼吸 >という言い方をしたいと思います。
00838.gif
 
 この図では、 Ⅰ と Ⅱ についてのみ 説明したいと思います。

上記の、 自発的な 呼吸 というのは、Ⅱ の支配が大きいです。

 つまり、 延髄という脳幹の一部が 呼吸をコントロール( 中枢 ) しています。
リハビリ的に言えば、、呼吸<筋> をコントロールしています。
UKD_19.jpg

 さてさて、一方で、 我々は、 
深呼吸ができます。 意図的に 息を止める ことができます。
 
 これが、心臓の 自律的 な動きとは違います。 心臓、意図的に止められますか?
無理ですね。 呼吸。。。止められます。。。意図的に。。ただ、、、ある程度は、、です。
あんまり止めると死にますね。 その前に、 
< 自律性 > が < 随意性 > と戦い、、、、たいていは、 呼吸が戻ります。。。

随意的な呼吸においては、 
大脳皮質 が呼吸をコントロール(中枢)するのです。。
そして、大脳皮質という部分は、 思考や、、感情に影響を受けるのです。
 
 この < 自律的な 呼吸の調節 >
    <  随意的な 呼吸の調節 >  は、呼吸の独特な部分です。特徴です。

少しマニアックに言えば、、、

 我々の筋肉というのは、 おおまかに、  横紋筋 ・ 平滑筋 ・ 心筋 と3つの分類されます。

横紋筋 =  随意筋 = 中枢神経の支配

平滑筋 = 不随意筋 = 自律神経の支配  です。 

心臓は 特殊ですが、、自律的に動く不随意筋です。

 呼吸筋である 肋間筋 や 横隔膜 は、 横紋筋 にてできています。
ただし、例外的に、自律神経の支配も受けているのです。 いわゆる2重神経支配です。

呼吸運動の場合、自律神経は微妙にバランスを取っていますが、
吸息時には  交感神経  が優位に、
呼息時には  副交感神経 が優位に働くと言われています。 余談でした。

 例えば、我々は、日常的に、以下の様な表現を昔から使います。。。

● 鼻息が荒い
● 息抜き
● 虫の息
● 息を呑む
● 息をひそめる
● ため息
● ほっとひと息
● 息がつまる

などなど。。です。 これだけ、 感情 と結びついているのです。

 我々セラピストは、 普段から 相手の自発呼吸に関して、観察しています。

安静時 だいたい、14~16回の呼吸を行っています。
人生80年とすると一生で約6億回呼吸をすることになります。 

心臓の約10億回の拍動より少ないですが。。

 この自発呼吸を観察する際に、 我々が注意すべきは、 この 呼吸 が、

<  バイタルサインの中で、 唯一 随意性をもつ >

という点です。

ですから、相手の脈を取る場合は、 だいたい15秒ほど 脈を測って、 それを4倍すれば、
脈拍はほぼ測定できます。

一方で、呼吸数などは、 しっかりと  60秒 ちゃんと計測しないと、 測定したとは言えません。

これは、 呼吸数を取る上で非常に大切なことです。

我々は、 相手に、 < 呼吸をはかるので、 すこし観察しますよ。> とは言えません。
相手が意識した時点で、呼吸数は変化します。

 ですから、 
< ちょっと脈をみますね~ >

と脈拍をはかるふりをしながら、実際には60秒かけて、呼吸数や呼吸のリズムをしっかり観察することです。

なにより大事なのは、  < 呼吸数 > です。 

 呼吸の 相 に関しては、、また後日のべます。


リンパ浮腫の手技について

こんばんは。

 本日は、リンパ浮腫の手技に関してです。

MLDと総称しますが、、
(Manual Lymph Drainage)(マニュアルリンパドレナージュ)(徒手リンパマッサージ)
代表的な方法というのは、

① Vodder 式 (ボッダー式) 
     1930年ころより 始まったと言われ、デンマーク発症です。
     エミール・ボッダーさんが、風邪の治療として始めたということです。
     美容・整形外科・術後ケア・リンパ浮腫・各種浮腫などに用いられるもので、
     エステなどもこの方法が多いようです。
     
② Földi 式 (フェルディ式)
     1960年後半より 始まったとされ、 ドイツ発症です。
     ただ、これは手技としては①を応用したもので、脂肪浮腫やリンパ浮腫の標準的な
     治療をしめし、この頃より、複合的理学療法の理論が生まれています。

③ Leduc 式 (ルディック式)
     1980年代より 始まったとされ、 ベルギー発症です。
     これは、解剖や生理学を根拠に体系付けられたドレナージュ方法で、
     ヨーロッパの理学療法士は、学生の時に必須項目として、必ず手技を習得します。

④ DVTM 式 
     1980年代後半より 始まったとされ、 フランス発症です。 
     リンパ管や細静脈・皮下組織に直接働きかける方法です。
      
     Dynamisation vaaculo-tissulaire masuelle の略です。
  
     従来行われてきた表在のリンパ管やリンパ節だけでなく、
     さらに深部にもある静脈にも作用し、循環を促すことで、リンパ液を動かし、吸収率を高めます。
     フランスのジャック・ド・ミカ氏率いる理学療法士グループが構成・確立をしました。
     更にこのDVTMは、リンパ浮腫治療に限らず様々な外傷性浮腫・手術後のケア、
     アンチエイジング、健康・美容など広範囲に適用できるドレナージュ手技です。
     国際リンパ学会でも高い評価を受けており、今後の技術はこちらに移行していくと
     言われています。

さて、手技のお話しをしましたが、
原則としては、複合的理学療法の中では、エビデンスの高さの順でいうと、

① 外科手術 (リンパ管-静脈吻合 などを行う。現在はかなり精度も高くなってきていて、
          リンパ浮腫に対して直接的なアプローチとなります。
          今後のリンパ浮腫に対しては、 主流となります)
 
② 圧迫療法 (身体の外側から圧をかけることで、毛細血管から水分の漏れだすのを防いだり、
          静脈の血流を改善させたり、リンパ管から皮膚や皮下組織へ水分が
          逆流すること(Dermal Backflow というようです)を防ぎます)

③ 運動療法 (もちろん、②の圧迫した上での、運動療法が効果的です。 筋肉の動きがリンパ管を
          刺激する、そして、体の外側から包帯の圧がかかっている、このことが非常に有効です)

④ 日常生活の指導 (リンパ浮腫の悪化の要因となっている生活行為に対して指導します)

⑤ スキンケア (リンパ浮腫となっている部分の炎症は、リンパ浮腫の発症や増悪のきっかけとなります)

⑥ ここで、ようやく、 < 手技 > となります。
  ただし、手技において、リンパ浮腫が、変わるのか、変わらないのか、 これ自体は非常に有効な
  評価となります。 
  ある程度進んだリンパ浮腫は、手技では決してよくなりません。数時間で元通り、となります。
  
ですので、あくまで、手技は、複合的理学療法の一つ、という認識も必要です。
他の手法や手術、これらと組み合わせて用いる。この姿勢が必要です。
リラクセーションを目的としたアロマやエステなどで使う場合は、問題ないかとおもわれます。
                     

INBODYについて

こんにちは。

 先日、 リンパ浮腫対応最前線 というテーマで講義を受けた際に、 リンパ浮腫に対する
客観的な評価の指標として用いられていた INBODY という装置について述べたいと思います。
inbody.jpg
こんな感じです。まぁ、体重計みたいなものです。

 これは、 体組成計 という言い方もしますが、どんなものかといいますと。。。

ひとの身体が、電気のよく通る水分でできていることを利用した装置です。

その電気の通り具合、つまり電気抵抗が、部位や臓器ごとに異なることを利用して、
身体の部位(体幹・左右上肢・左右下肢)ごとに身体の組成を測定できるわけです。

ただ、電気を流すだけなら、体脂肪計と同じですが、、周波数が関係するようです。
ざくっというと、
周波数が高くすると 電気は身体の表面を流れるので、表面の部位のデータが得られます。
周波数を低くすると 電気は身体の深部を流れるので、身体の内部のデータが得られます。

 測定できるのは、
  【体 成 分】  体水分量(細胞内・外水分量)、タンパク質量、ミネラル量、体脂肪量、除脂肪量
 【体重評価】 体重、筋肉量、体脂肪量
 【肥満評価】  BMI、体脂肪率
 【部位評価】  筋肉量、水分量、細胞内水分量、細胞外水分量、体脂肪量
 【水分均衡】  全身・部位別細胞外水分比(ECW/TBW)
 【研究項目】  骨格筋量、骨ミネラル量、体細胞量、基礎代謝量、内臓脂肪断面積 など

とまぁ、いろいろです。
 医療系の機関にも導入されていますが、、、
たとえば、リンパ浮腫に対してのアプローチの結果を見る際に、

 この上記の項目のうち、
 【水分均衡】という項目と、
 【部位評価】という項目を利用して、

両下腿の浮腫を比較したり、リンパ浮腫に対するリハビリの成果を評価します。

具体的には、
 右下肢と左下肢の < 水分量 >  < 細胞外の水分比 >
しっかりと評価できます。

リンパ浮腫というのは、ステージが上がると、周径というのがあまり役に立たない評価となります。
よって、この装置は、非常に客観的な価を得やすいのです。

 別にこのメーカーさんよりお金をもらっているわけではないので宣伝はこのくらいにします。
5年以上使用した 中古品で100万円くらいでしたが、、、
新品は上の写真のもので 300万円くらいだそうです。。 
体重と脂肪だけ測るなら、、やめときましょう。
最近は、医療施設だけでなく、、ジムにも普通に置いてあるようですが。

 


社会保障について

こんばんは。

 本日は、先日行われた、 財政制度等審議会 財政制度分科会 の内容について、いくつか取り上げて
述べたいと思います。
 今後、2018年の介護保険と医療保険の同時改定に向けての議論、かなり進んできています。

 介護保険分野で働いている私としても、かなり先行きがシビアだと感じている内容です。

まずは、
社会保障
この内容。

 社会保障 4 経費 というのがあります。 この4 というのは、、、

① 年金
② 医療
③ 介護
④ 子育て

まぁ、実際に、この4項目は、非常に我々個々人の生活と結びついています。

この中で、必要とされている経費が、合計で2018年には 30.7 兆 円です。(2015年 より3兆円増)

まぁ、 兆 といわれても、ぴんとこないですがね。。。

日本の、一般会計での予算は、大雑把ですが、、だいたい 100兆円です。
yosan.jpg
そのうちの3割が、社会保障費に消えます。 そして、 毎年 借金をしているのですが、、、

今年は、 1年で約 36兆円の借金をしています。 そして、税金での収入は 55兆円。。。  

 毎月、55万円給料と、36万円の借金をあわせて、、、、 91万、、まぁ、100万くらいとしましょうか、、

100万円の生活費。。。。そのうち、30万が社会保障、、、借金の返済に、月23万。。。  

自分なら、無理です(笑)

それならば、 絶対に借金したくないですね。 55万円で、身の丈にあった生活を、、と考えます。

でも、これが今の日本の経済状況です。。。。いつ破綻してもおかしくない気がします。

ま、いずれにしても、30万、(実際には 約 31兆円 ) これが、、
① ~ ④ につかわれているのです。

 社会保障費、、、これは、家計を考える側からしたら、なんとしても減らしたい、、、そんなものでしょうね。。

さて、本題に戻りましょう。

 先日の財政制度等審議会 財政制度分科会 において、

要支援者に対するサービスは、デイサービスや訪問介護 だけでなく、 すべて自治体で管理せよ、、
という案が、改めて出されました。

要介護1,2 までのひとに対しても、自治体で管理せよ、、という案も、以前も出さてていましたが、、
今回も提出されています。。。雲行き怪しいですね。。
yosan2.jpg

少し見にくいかもしれませんが、、、まずは、訪問介護、つまり、ヘルパーさんの介入や、
福祉用具や住宅改修に関しては、、
 < 自己負担 > とすべきだという声があがっています。。

これが一番厳しい。

そして、
要介護1,2に対しては、 訪問看護・通所リハ・デイサービス・通所介護・ケアマネさん、、、などなど、
いわゆる基本的な介護保険サービスを、地域に移せ、、というのです。。。

 要介護は、3以上しか、介護保険サービスを国からは受けられませんよ、、、あとは
自治体におまかせですよーとのことです。。。

 要支援       4,836億円
 要介護1,2   2兆6172億円

つまり、 先ほどの例で言うと、 30万円の支出のうち、3万円分はうきますよ。。ということです。。。

さて、、、これを皆さん、どう考えますかね。。。

2018年の改定、、、荒れますね。介護も、医療も。。。

酸素化の良い体位

こんばんは。

 先日、とある学会において、ICUにて現役にて活躍している医師よりお話しを伺うことができました。

呼吸療法医学会のセミナーですので、当然テーマは呼吸に関してですが、、、、

その中で、 < 換気血流比 > 

        < 酸素化 > 

という用語が非常に重要だ、という話がありました。

 というわけで、 まずは、換気血流比 に関してです。
SeminaronBG_abst-FIG02.jpg
肺循環血流量 に対する 肺胞換気量 の割合 とか言われますよね。 1 が理想とか。。。
ただ、、
実際は、 換気血流比 ( V/Q )  の正常値は4(l/min)/5(l/min)=0.8 とのこと。。。

肺循環血流量は、人間はふつう直立位をとっているので、
重力の影響を受けて肺尖で少なく、肺下部では多い、、、、 
よって、 換気血流比 は、 肺尖部で最も高く、肺底部で最も低い、、、

いやはや、、何だか分かりにくいですね。。。ま、常識といえる人はいえるようですが。。。

ま、このあたりの理屈をあまり気にせず述べると、、、
spo2.jpg
上の図は、ある意味、肺循環と体循環を表した図ですが、、、、(左側 = 右肺 とします)

例えば、 健康な肺に、20%の酸素を入れると、酸素飽和度は 100% となります。

酸素は、血液に乗って運ばれます。。 全身に周り、 消費されます。。。
酸素飽和度は、、 75%程度まで減少して肺に戻ってきます。。。。

上の図では、右肺が悪いと仮定しています。 
(右の肺が、、肺炎を起こした場合、、、と考えます)

肺の状態が良い左側を、、下にします。 → 換気機能の良い

右の肺は、、、< 酸素化 > できないので、 肺を通過しても、 酸素飽和度は 75% 。
左の肺は、、、< 酸素化 > できる正常な肺なので、      酸素飽和度は 100%。

そうすると、、、、
右肺に流れる 血流 と、左肺に流れる 血流 が同じ量であるならば、、、、

全身に回る酸素飽和度は 87.5 % となります。 これが、われわれが、
TSD124A.jpg
このように経皮的にはかるパルスオキシメーターで観察すると出てくる数字と考えてもよいかと思います。
(正確には、 血中の酸素飽和度=SaO2です)

 つまり、、、

◎ 換気血流比が良い  = 酸素化能の良い肺に多くの血流が流れる

◎ 換気血流比が悪い  = 酸素化能の悪い肺に多くの血流が流れる

ということです。
この点に考慮して、、、医師の側では、、

 血流をうまくコントロールして、、< 酸素化 > を改善すること、、、SaO2を上げること、、、
これを課題としています。

 換気機能に関して、多くの重症患者さんは、、、

仰臥位にて寝ています。。

 そうすると、、空気は軽いため、腹側に入りやすく、 痰などの分泌物は、重いので、
背側に回りやすいのです。 よって、背側は、無気肺や肺炎の好発部位、、となっていまいます。。。

 換気条件の悪い側に、多くの血流が流れてしまうから、、というわけです。。。

ここで、、、 例えば、、 換気能力の高い 左の肺を下にした側臥位を取らせると、、、、

 血流は下側を流れる = 左の肺に対して 多く 流れる 
→ 血中酸素飽和度 は改善する

となります (87.5% → 95%)。。

 つまり、 まとめると、、、

< 酸素化 の 良い 体位にて、積極的に理学療法を行う > ということです。。

ま、実際にはいろいろな条件がありますから簡単ではないですが、、、、
換気血流比 という難しい理屈も、このように考えると、わかりやすいと思います。。。



 

  

見た目の年齢 と、 テロメア

こんばんは。

 本日は、 見た目 についてです。

われわれのように、高齢者の方々と接する機会が多い仕事をしていると、
人は見かけによるかよらないか、、、のような部分もなんとなく経験を重ねていきます。

 人の見かけ、、、見てくれ、、これは、正確など内面的な部分に関して言われることでしょうが、、
外見に関しても、やはり言えることです。

 デイケアや訪問リハビリにて接している高齢者は、
基本的には、あまり派手に化粧をしているわけではないので、(たまにはいますが)
若い女性や、美魔女のように、いわゆる、化ける、とか、ノーメイクとメイクで著しく差が出る、とか、
そんな尺度で、われわれ男性陣が実年齢を間違えることもありません。。。

 それでも、やはり、若く見える人は若いのです。

そして、それは、科学的な研究においても、、裏付けされているのです。
遺伝子レベルの話になりますが、、、、
 
 < 見た目が 若い人 = 細胞も若い = 外見だけでなく、臓器も若い >

これが、科学的に実証されてきました。。。

お化粧で胡麻化すとか、もともと素がきれいとか、そういう意味ではなく、、、

 < 若く見える > 

というところです。。
img03.png
ここで登場するのが、遺伝子(染色体) の テロメア という部分です。

これは、 難しく言うと、 真核生物の染色体の末端部分、、、という定義なのですが、、、

   < テロメアが長い > = < 健康長寿である > 
= < テロメアの長い人ほど若々しく、短い人ほど老けて見える > 

とまぁ、 こういうふうに考えるとわかりやすいかと思います。

テロメアの長さは精子や胎児細胞で長く、細胞分裂を繰り返すごとに短縮され、
老化や癌化に関連するといわれています。

テロメアが、 細胞の寿命を示す 「寿命の回数券」 とか、
                    「老化時計」     などと呼ばれるのはそのためです。

テロメアがすり減ると、顔の皮膚で言えば、 顔にシワやたるみ、シミなどができて老け顔になる、、
ということです。

 見た目の年齢差は、そのまま内臓や血管などの年齢差でもあり、
顔の老け具合を見れば、その人の寿命がわかります。

 われわれは、普段から高齢者と接することが多く、実年齢より若く見える、、、というひとは、
実際に細胞レベルにて若いのです。

 このテロメアの長さ、、遺伝子検査にて分かります。

ロンドンに住む18歳〜76歳の女性1122人のテロメアを調べたところ、
肥満の人はそうでない人に比べテロメアが8年分、短かったそうです。
また、タバコを1日に1パック、10年間吸っている人は、
吸わない人に比べ2年分もテロメアが短いことがわかりました。

 肥満やタバコだけでなく、運動の有無も、このテロメアの長さと関連することが証明されています。
g4-2.jpg
老化やがんの研究者は、
現在細胞中にある染色体の両端のこのテロメアのナゾ解きに熱中しているようです。。

 まぁ、遺伝子うんぬんは、われわれセラピストとは関係ないですが、、見た目、というのは、
案外その人の健康状態と相関します。
 人を見る目、、、外見を見る目、、これを養うのも大切ですね。。。

外見といっても、若い男女の話とは違いますので悪しからず。。
 

痔の弊害

こんばんは。

 本日は、 痔   じ   ジ  について述べたいと思います

ji01.gif   jikaku.jpg

この痔 という現象は、リハビリとはあまり関係ないようにも思われがちですが、、、
この症状の重たいタイプに属する方は、

① 歩行能力の低下
② 痛みによる運動意欲低下
③ 座位姿勢の悪化
④ 排便不良からくる全身状態の低下

まあ④は全体的な感じですが、どんなに原疾患(脳卒中・整形外科疾患・認知症など)を
考慮しても、それ以上にこの 痔 の影響は < 強い > といえます。

 さて、 この 痔 には、 3つの タイプがあります。

① 痔核  ( いぼ痔 )  ~ 肛門に強い負荷がかかることから生じます。
                    内痔核 と 外痔核 があります。
                   
② 裂肛  ( きれ痔 )  ~ 硬い便の排泄、 下痢 によって 肛門が切れた状態です。

③ 痔瘻  ( あな痔 )  ~ 肛門陰窩から細菌が入り込み、中で膿がたまり、
                    その膿が出たあとに、肛門内部に管が残った状態です。

まぁ、人間の3人に1人、と言われるくらいポピュラーではありますが、、、
これは、もともとは、 肛門 というのが、 口 が 消化器官の入り口 であるのに対して、
消化器官の出口 になるわけで、

 口 と 肛門 は非常に重要な部分であり、血流がかなり集中しているということも関係します。

< 肛門クッション >という言葉がありますが、 これは、 排便の際には開いて便を滑らかに排泄するため、
肛門に求められる機能です。 

 このクッションのありがたみが分かるのが、われわれが、 痔 になった時です。

解剖学的には、、、、
肛門内部と出口付近には静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分があります。
歯状線より上の直腸粘膜の静脈叢周辺には知覚神経(痛みを感じる神経)は通っていませんが、
歯状線より下側の皮膚部分の静脈叢には、知覚神経が通っています。

10.jpg

 この痔核は、最も多くの方が悩まされるのですが、
( 痔の 60%以上 が この痔核 です )
Ⅲ度を越えると、 指で押し込まないと戻りませんし、戻らなくなる場合もあります。

 本日、私の勤務するデイケアに来る利用者さんが、このⅣ度にあたる状態になっており、

< なんでこんなになるまで ほっておいたの!! > と怒られました。。

もちろん、正常な座位姿勢もとれず、いつも、クッション性の高いソファに座って、身体を斜めにしています。
場合によってはソファに寝転んでしまいます。
この方は、歩行も可能で、段差昇降も行えるはずなのですが、、、歩く行為自体が痛みにつながるため、
みるみるうちに廃用症候群の予備群になっています。。。

 内痔核の場合、痛みはないですが、出血がかなりあります。(外痔核はあまりありません)

そういった意味で、やはり、早めに対処していかないと、後からは手術療法でないと解決しないことに
なりかねません。。

 痔というのは、薬の他に、生活習慣の改善も必要とするため、かなり改善に時間がかかります。

痛みが強いと運動や歩行をなかなか行えないために、その間の運動機会の低下、筋力低下、
体力低下が生じ、 リハビリセラピストとしてはかなりの問題となります。

 あなどるなかれ、 痔  です。 セラピスト泣かせです。

開始時のトラブル

こんばんは。

 本日は、訪問リハビリ開始時のトラブルに関してです。

これは、まさに本日の失敗談です。

診療所から訪問リハビリを開始する場合は、

主治医の情報提供書 の 他に、診療所の医師の往診 が必要になります。
その後、診療所の医師の往診は 3ヶ月に1度  原則として必要です。
実際、訪問リハビリを行うわれわれセラピストの元に指示書を書いていただくのは、
主治医ではなく、診療所の医師から、となります。

 さて、開始時なのですが、
今回のリハビリ対象のお相手は、 関節リウマチ(以下RA) の女性の利用者さん62歳Sさんです。
 
 この方は、何度かケアマネージャーさんを交代している、非常に神経質な方のようです。
RAというのは、難病なので、実際には服薬にてコントロールを行うのが基本ですが
このSさんは、
< 私はなんにもどこも悪くない > < なぜ私が医者にいかないといけないのか >
とおっしゃり、
主治医の元にすら、年に1回行くかいかないかです。
リウマチに対しても、この10年、薬を全く使用せず過ごしたようです。

 現在、肘関節は90度屈曲位にて伸びなくなり、また、
膝関節も、90度に曲がったまま、ほとんど動かせません。
自宅内は、キャスターのついた椅子を使って、移動しています。

 残念なことに、自宅(一軒家)の玄関から公道までに、7段もの段差があるため、
外出する際にはご主人がおんぶをしている状態です。

 そういう状態であっても本人は、
< 私はまったく悪くなってないし、 病気も克服している、 薬も飲まずにこうやって
  身体も悪くなってないのは、私の日頃の努力が実を結んでいる >

と言い張っています。。。

 さて、このSさん、ケアマネージャーの交代もそうですが、デイサービスも数回利用してから拒否、
医療保険での訪問マッサージもとりやめ、現在何も行っていません。

 ようやく現在のケアマネージャーさんが、訪問リハビリの話をまとめ、私が面接にいき、
なんとか受け入れてもらえそうでした。。。。が、、

 うちの医師が、初回の往診に行った際に、
< このまま何もしないと、身体が動かなくなっちゃうよー >
とぶっきらぼうに言いました。 ま、他意はなく、そういう医師なのですが、
そのキャラが地元では支持されている、、、らしいのです(笑)

 ただ、、今回は相手が悪かったようです。
このSさんは、その後、私が連絡すると、 
< あの先生が 経営者なの? あんな経営者のいる診療所の職員はろくなのがいるはずがない。
あんなところのリハビリは受けたくない。>

 と言われてしまいました。 まぁ、 プライドが傷つけられた、、というのが本音でしょうが、、、
あとで医師と話したら、
そういうリウマチの気質のタイプは、いずれそうなるから仕方ない、とさっぱりしたものでした。。。

 RAの方の気質に関しては、確かにひとによっては、
 < リウマチ気質 > という気質があてはまるかたがいます。
いわゆる粘着気質のパワーアップ版みたいなもので、
細かいことにうるさくて、次から次へと質問をしてきてやっかい、頑固
という悪い意味で使われます。。

ケアマネージャーさんより、このことは聞いていましたが、一日何十人も往診している医師には、
前もって説明していてもなかなか通じなかったようです。

 私の勤務する診療所の医師は、地元に根づいた方なのですが、
あまり口は達者とは言えないです。ただ、そこを、毒舌だが朴訥、かえって信頼できる、、
と言ってくださる方と、
何なのあの人は、、と言う方がいます。
ま、開業医の宿命でしょうが。。。あまり意に介さず、の医師なのです。

 先日は、がんの末期の方で、足に浮腫がある人に対して、
<その足、折れてるんじゃないの?> ということを言ってしまい、あとで苦情の電話があったりしました。

 デリカシー、、無いですし、、、医師がいう言葉とは思えませんが。。。。本人に悪気はないようです。
まぁ、信頼されてやってきてるわけですし、自分の上司ですので、、、愚痴はこのへんで(笑)

 まぁ、つまり、訪問リハビリを開始するということは、 ケアマネージャーと訪問リハビリの
スタッフだけでなく、やはり指示書を書く医師の存在、そこへの利用者の信頼も必要となることが
伝わればと思います。

 苦い思いをしましたが、、こういうこともあるのです。。いやはや。。。

住宅改修について

こんばんは。

 本日は、介護保険を使用した住宅改修に関してです。

住宅改修に関しては、利用者さんやその家族は当然のこと、
リハビリのセラピストのほか、福祉用具専門相談員、工事業者、ケアマネージャー
などで、相談して話を進めます。

 私も訪問リハビリの仕事を行う前に、病院に勤務している間に、
福祉住環境コーディネーター という資格を取りましたが、、これは別に、住宅改修を提案するために
必要な資格ではありません。民間の(商工会議所の)資格です。
ただ、住宅改修のアドバイスをどのように進めるか、そのための基礎的な知識みたいなものです。

 工事業者、大工さん側は、建物の構造の専門家であり、実際に工事を行う側なので、
そこに手すりがつけられるかどうか、そこに釘が打てるかどうか、そのレベルで話をしてくれます。

 リハビリセラピストでも、利用者さんの動線や身体機能をかなり把握しているわけですから、
手すりの位置や、扉をどうするか(引き戸?アコーディオンカーテン?扉?)、段差を解消するかどうか、
などなど、アドバイスしたり提案したりする立場にあるわけです。

 さて、介護保険においては、
< 高齢者住宅改修費助成制度 > というものがあります。

 要支援・要介護の認定を受けている方が、
自宅に手すり設置やバリアフリー化などの住宅改修を行おうとするとき、
実際にかかる住宅改修費の9割相当額が支給されるというものです。
 20万円という支給限度額の9割、18万円までが支給されます。

ひとり原則は、一生のうち、 20万円までの支給限度基準額ですが、
要介護状態区分が重くなったとき(3段階上昇時)
また、 転居した場合は再度20万円までの支給限度基準額が設定されます。
まぁ、3段階の変更というのは、、、私は経験ありません。

原則は、 工事の < 前 > に、、きちんと申請手続きが必要となるので、

工事の < 後 > では、だめです。 ケアマネージャーさんが書類は書いてくれます。

 その内容としては、、
① 手すりの取り付け
② 段差の解消    (屋内は当然ですが、、、屋外の、玄関から公道までの間の解消も可能です)
③ 滑って転ぶことの防止 や 移動の円滑化 のため、 床の素材や 通路の 材料 の変更
   (ま、和室を洋室に、もありです)
④ 引き戸等への扉の取り替え
⑤ 洋式便器等への取替
⑥ ①ー⑤に付帯して必要な工事

こんな感じです。
まぁ、⑥がありなので、結局なんでもあり、のようです。

利用者は、工事終了後、
領収書等の費用発生の事実がわかる書類等を市町村へ提出し、正式な支給申請を行います。

 市町村は、事前に提出された書類との確認を行い、
工事が行われたかどうかの確認を行い、
住宅改修費の支給を必要と認めた場合、住宅改修費を支給します。。。とまぁ、面倒ではありますが、

利用者さんは、 最初に10割支払って、あとで9割戻ってくる、と考えれば良いです。

装具などを作成する時も同じですね、 償還 される、ってことです。
3579.jpg
手すりを例に取ると、これが、いわゆる木製の手すりです。
本数でなく、だいたい長さに対して値段がつきます。

 2M ー 3000円から8000円くらい
 4M ー 4000円から15000円くらい

お風呂の手すりは、防水用のプラスティック製なので、若干高くなる場合が多いです。
3582.jpg3584.jpg
手すりのエンドブランケット 700円~5000円くらい
手すりの中間ブランケット  600円~2000円くらい
3586.jpg3587.jpg
手すりのジョイント 500円~6000円

とまぁ、建築関係の備品は、、正直、値段はあってないようなもの、、非常に幅がありますね。。
業者さんの仕入れ状態次第、という部分も正直ありますよ。

一つ言えるのは、大工さんを1人呼ぶと、人足代金をとられます。

一日1万~3万円くらいです。これもまちまちです。3万は親方レベルでしょうかね。

20万円が制限とは言え、何度も大工さんを呼ぶと、その都度この人件費はとられるので、
なるべく安く工事を済ませるなら、一度でなるべく限界額まで使ったほうがよいかと思います。

 また、手すりを取り付ける際に、 柱の関係上、うまく強度が得られない場合は、
補強板が必要です(一本7000円前後くらい)
img101a.jpg   img101aa.jpg
この工事のように、
屋外の手すりだと、 セメントを使用した支柱の埋め込みが必要となるので、
この工事ではだいたい 11万円 程度かかり、利用者さんの負担はその1割です。

おなじ料金で、だいたい、屋内の手すり(廊下や階段・トイレなど)が全て付けられます。

img2010.jpg    img2003.jpg
L字の手すりを付けると、だいたい25000円くらい
玄関の框に手すりを付けると(土間のところはしっかり固定です) 、だいたい25000円くらい

利用者さんは1割負担です。

まぁ、業者によってもだいぶ違います。。
 
 レンタルにて手すりを利用するのか、思い切って工事を行うのか、、
このあたりは、利用者さんの経済状況にもよりますが、、長い目で見ると、、という部分も必要です。

 われわれセラピストを中心に、その人の身体機能を鑑みながら、
利用者本人、家族やケアマネージャー、福祉用具相談員に対して改修を進めていくのも
主にリハビリの役目と言えましょう。。

 自治体によっては、20万円までの介護保険としての補助金だけでなく、

高齢者住宅改修費支援制度
障害者住宅改修助成制度

などといった制度を設けている場合があります。

 私の勤務する○◯市では、

身体障害者手帳 1・2級 または 療育手帳 A2以上
○○市に2年以上居住
市税を滞納していない人

を対象にして、、、 
生活中心者の年間の所得によって、 30万 または 15万円 の補助が受けられます。
3年たつと、また再度申請も可能です。

 




 

機能訓練指導員について

こんばんは。

 本日は、デイサービス(通所介護事業所)の機能訓練指導員という制度について述べたいと思います。

先日、私が話を聞いた、厚生労働省のお役人さんからの話で、

< 機能訓練 > と < リハビリ > の違いはあるのか? 

といった話が出ました。

機能訓練というのは、リハビリのセラピストが行う 理学療法であったり、作業療法であったりする
訓練と同義として使う場合もありますが、

ここでお役人さんが意味していたのは、 いわゆる 
< デイサービスの機能訓練指導員による個別訓練 > を指すのかと思います。

さて、、、この 機能訓練指導員 とは、、ですが、、その前に、、、

通所介護 という介護保険上のサービスを行うにあたって、

 < 人員であったり、設備であったり、運営 に関する基準 > というのが定められています。
その基準を、 < 基準省令 > という言い方をします。。 
ま、 < 施設基準 > という言い方の方が一般的かもしれませんが。。。

 さて、、、この機能訓練指導員、

平成24年4月1日以降の 基準省令において、

(介護予防)通所介護事業所においては、
機能訓練指導員として資格
(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師)
のいずれか有する者を1 名以上配置すること

という文言があります。 
1名いれば良い、、、ということです。

デイサービスにおいて、機能訓練を行うということは、言い換えれば、 
看護師さんや、マッサージさん、按摩さん、柔整さんなどが、 指導できる、ということになります。
あくまで、 < リハビリをする > のではなく、 < 機能訓練をする > 
なのです。。。

 ただまぁ、 一般の人からすれば、 
デイサービスで機能訓練が受けられますよ、、、と言われたら、、、
デイサービスでリハビリできますよ。。。 と言われているのと 同じ印象ではないでしょうか。。

 ですので、ただの廃用症候群の人の筋トレ ならばある程度のことは正直、上記の資格以外の人でも
ある程度できるかと思いますが。。。

 脳卒中であったり、運動器、循環器の疾患であったり、難病であったり、がん患者さんであったり、、、
そういった病歴の人に対して、 正しく身体機能を < 評価 > し、運動メニューを立案する
ことができるかといえば、はなはだ疑問です。。
 
 脳卒中の利用者さんに対して、訪問リハビリやデイケアにおいて、リハビリのセラピストが、
非麻痺側の上下肢が過剰努力とならないよう、麻痺側の上下肢を過緊張させないよう、
細心の注意をしながらリハビリを行っていたとしても、、、
 デイサービスにおいて、マッサージさんが、機能訓練指導員として、やみくもに平行棒内歩行を
ガンガンと行わせ、、、、麻痺側の上下肢のパターンを増悪させてしまう、、、という
せっかくのリハビリ成果が水の泡となるようなケース、、結構あるんです。。

 それなのに、担当者会議などで、そこのデイサービスの機能訓練指導員としてのマッサージさんは、
うちにくれば、いっぱい歩けます。 歩けるようになります。。
と自信ありげに説明したりします。。。 おいおい ってな具合です。。

 ま、全てのマッサージさんに対して言うわけでなないですが、、そのように、脳卒中や難病のかたの
予後予測や身体機能面の評価をあまり重視しない形で、
ガツガツ体育会系の機能訓練を行う指導員が多い、というのがあります。。。
リハビリのセラピストがきちんと評価して機能訓練をしているところはまだ良い方です。

(ただし、病院などでしっかりと経験や勉強を積んでいないセラピストが担当になっていることで、
 同じようにガツガツやらせれば良いと考えた場合は悲劇ですが、、、なくはないです)

なお、私の勤務する県では、
有資格の機能訓練指導員を一週間のサービス提供日の半数以上
(週5 日営業であれば週3 日以上、週7 日営業であれば週4 日以上)配置するよう
指導しています。

これは、利用者が等しく有資格の機能訓練指導員の機能訓練を受
けることができるよう公平性の確保を図ることなどを目的としています。

また、一日の中では、 機能訓練指導員がいる時間が、2 時間以上の配置を指導しています。

これは、機能訓練の準備や書面整理及び介護職員への指導等の業務を踏まえると
最低2 時間は勤務する必要があると判断したものです。
必ずしも2 時間以上の機能訓練の実施を求めているものではありませんが。。。

ですので、デイサービスによっては、パートのセラピストが、一日2時間程度、
リハビリを実施しているところもあります。。。

 また、
従前の取り扱いは、個別機能訓練加算(Ⅰ)の算定のためには、
< 常勤かつ専従 >の有資格の機能訓練指導員の配置が必要でした。


平成25年 12 月1 日以降については、
< 常勤 > の有資格者が、機能訓練指導員としてサービス提供時間中に
< 専従 > で配置されていれば足ります。

意味わかります? こういった、常勤やら専従やら、このような言葉の加減が、、、
結構 解釈を難しくしていること 、 多いですし、われわれ働く側も混乱しやすいですよね。。

「専従」とは、当該通所リハビリテーション事業 所において行うリハビリテーションについて、
当該リハビリテー ションを実施する時間に専らその職務に従事していること

とありますが、、、ますます分からなかったりしますよね (笑)

ま、そのリハビリの時間内に、かならず誰か1人はいますよ。。。てことです。
セラピストが休んだ場合は、加算はとれません、ということにもなります。
セラピストが出張した場合は、加算はとれません、ということにもなりますし、
その時間帯に代理のセラピストがちゃんといれば、加算できるというわけです。
つまり、100%そこにスタッフがいないと だめ、です。

専従 ? 専任 と違う?ということに関しては

専従が 100% とすると、 専任 は50%ってなかんじですかね。。

専任のセラピストが必要、、、であれば、、、
配置基準で人数の指定があっても、
出張などでそのスタッフが不在のとき代理のスタッフを配置しなくてもよい

と、ちょっとゆるめです。

常勤かどうか、、は、職場の規定によるものです。。

ま、話が脱線しましたが、
機能訓練指導員 という言葉、 一般の人にだけでなく、われわれセラピストや、ケアマネさんの
中にも、勘違いをしてしまうかたも多いので、
われわれリハビリ専門職に不利に働くケースが多いですね。。

機能訓練指導員 の 行う 機能訓練 という   表現と

リハビリ専門職が行う 機能訓練 という 表現 にも、雲泥の差がありますが、、ケアマネさんですら、

同じじゃないの?とか言う始末です。。

言葉の使い方、、、難しいですね。。。機能訓練指導員という言葉、私はあまり好きではないです(笑)

デイサービス と デイケア 。。

機能訓練とリハビリ。。。 この違い、 我々はきちんと説明できなくてはいけません。


百歳の利用者さん

こんばんは。

 本日は、昨年100歳のお誕生日を迎えられた利用者さん(男性です)のもとに、

賞状と銀杯が届いたので、それを家族がお貸ししてくれました。

こんな具合のものが贈呈されます。
1_1.jpgM53MD.jpg
デイケアの方々も、女性を中心に90歳代半ばの方々は大勢いますが、、
皆さん、 ほー とか たいしたこっちゃ とか えらいえらい
だとか、、感心していました。

 そのようにいう利用者さん方全員に、更にこちらは感心しました。。いやはや。。

平成25年9月1日時点で、25年度中に、100歳を迎えられる方々は

28,169人   (前年度比+2,346人) とのことです。

昭和38年 (1963年)   153 人
昭和56年 (1981年)  1000 人 超え  
平成10年 (1998年) 10000 人 超え
平成24年 (2012年) 50000 人 超え

となっています。。。 約 9割 が女性です。

いずれにしても、 男性の100歳以上の方は、私の勤務する県内にて
253名です。 
105歳以上となると14名しかいないようです。。。

是非、ここまできたら、伊達と酔狂で、、と勝手に思ってしまいます。。
もちろん、リハビリにおいても、何か筋力がどうとか体力がどうとか、エビデンスがどうとか、、、
この年になると根拠など乗り越えてしまいます。ま、過去のデータの積み重ねなどないですし、
この先、分かりません。。
すごいことですよね。。

「百」から「一」をぬくと99になることから < 白寿 > といわれる のが 数えでの 99歳 

では、、、100歳は???  < 百寿 > とそのまま書くようです。

読み方は、 ひゃくじゅ  ももじゅ  どちらもありです。  そのままじゃないか、、と思いますが、、
何となくピンとくるのが不思議です。

 < 紀寿 > とも言うそうですね。 1世紀 の 紀 、、、いやはや。。。

ちなみに、、、
 108歳  茶寿(ちゃじゅ)  不枠(ふわく)
 111歳  皇寿(こうじゅ)  川寿(せんじゅ)
 120歳  大還暦(だいかんれき)  昔寿(せきじゅ)

などと、100歳以上は、2通り(以上、他にもあるようです)の 言い方があります。。。

茶寿  は、 文字を分解すると 十 十 八十八     と分解できる
皇寿  は、 文字を分解すると 白(99) 一 十 一  と分解できる
などなど、、調べてみると面白いですね。。。

ちなみに、、

日本の100歳以上の高齢者の予測は、 2050年にて 61万7000人 となっています。
どんな計算でしょうか。。。

ちなみに、、総務省統計局 のホームページから、日本や世界の統計がいろいろとまとめられています。

数字が好きな方、いろいろと面白いですよ、、  http://www.stat.go.jp/index.htm

 世界の統計は、、国連人口基金(UNFPA)などを見るとわかります。

2011年では100歳以上は  約 31万6600人
2050年では           約322万人 ???  いやはや。。。
 

生活行為向上リハビリテーション ~入浴行為~

こんばんは。

 本日は、昨日に引き続き、
< 生活行為向上リハビリテーション > という言葉を並べています。

 本日は、その具体的なところを説明します。

そもそも、 < 生活行為 > というのはなにか、ということですが、、、

・ 個人の活動として行う、 排泄 、入浴、 調理、 買い物、趣味活動等の行為をいう

です。

特徴としては、、、

・ してみたい、興味がある等、、、< 個人の意志が関与する > 活動
・ 準備・企画 → 実施 → 完了 に至る一連の工程で構成されている
・ 人の生活は、< 生活行為の連続 > で成り立っていて、生活行為の歴史が人生である
・ 人は生活行為を継続することで、健康を維持・増進しつつ、< その人らしい生き方 >をすることができる

ということです。。。 なんだか、定義やら特徴やらを 厳密にいうと、、、小難しいですね。。

少し具体的に書きます。。。

① 日常生活活動    : トイレ 入浴 更衣 歯磨き 整容 睡眠などなど
   (ADL)
② 手段的日常生活活動: 掃除 料理 買い物 庭の手入れ 洗濯 公共の交通機関の利用 など
   (IADL)
③ 生産的生活行為   : 賃金をもらう仕事  畑仕事

④ 余暇的生活行為   : 趣味 読書 初動 パソコン 演奏会 散歩 旅行 囲碁 競馬 など

⑤ 社会参加活動     : 高齢者クラブ 町内会  ボランティア活動 など

これらが大きく5つの領域になります。。。

その中で、また違う切り口としては、、、

 < 主な > 生活行為として、、
① 排泄行為 ② 入浴行為 ③ 運搬行為 ④ 調理行為 ⑤ 掃除行為
⑥ 洗濯行為 ⑦ 余暇行為 ⑧ その他

という切り口もあります。

 さ、、もっと具体的にいきます。。。。

< 入浴行為 > について、、、です。。。
ICF.jpg
このICFの形に基づくと、、、
中央の 活動 の箇所に、 < 入浴行為 > は入ります。。。

健康状態 (health condition )のところには・・・  身体保清 精神衛生
心身機能・身体構造      のところには・・・   筋弛緩 リラクゼーション 皮膚代謝 循環改善
参加                のところには・・・  子や孫との交流 温泉などでの交流
                               身だしなみの意識
環境因子             のところには・・・  浴槽の形状  自宅の風呂か公衆浴場か 床材など
個人因子             のところには・・・  お湯につかる時間 洗い方 おふろが好きかどうか

などが設定できますね。。。

その中で、 < 活動 > に入る 入浴行為 に関してですが、、、それを工程に分けます。。

いずれにしても、入浴する という行為は、、ひっじょーに複雑な大変な行為です。。。

 ① 準備段階  : お湯をはる ( 排水栓や浴槽蓋を操作する 湯加減を見る 窓を閉める)
             着替えの準備 (衣類やタオルの選択 取り出し 運搬)
             道具の準備  ( 石鹸やシャンプーの容易 椅子やマットの準備)
 ② 本行為    : 脱衣     ( 上衣 下衣  肌着 下着 靴下 )
              移動     ( 脱衣所からの 歩行 方向転換)
              ドア開閉   ( ドアノブの操作 開ける 移動してまたぐ 閉める)
              シャワー・かけ湯 ( 水栓器具操作 シャワーヘッド操作 風呂桶操作)
             身体を洗う・髪を洗う(石鹸 シャンプー取り出し タオルの操作 シャワーや桶操作)
              入浴     (浴槽をまたぐ しゃがみこむ 体調管理し適度につかる)
              退浴     (立ち上がる 浴槽をまたぐ 方向転換する)
             ・・・・途中略します
 ③ 清掃・更衣  : 乾燥 ・ 清拭 ・ 整髪 (タオルを絞る 拭く ドライヤー操作 整髪)
   整容        着衣             (肌着・下着 ・・・)
              浴槽・浴室の清掃 点検

とまぁ、、、工程を分析していきます。。。

 さて、生活行為として、入浴動作に介入する場合は、、、その全ての工程を1人でするのか、
一部の工程なのか、一部は家族やヘルパーの介入を行うのか、また、省略するのか、、、

 そういったことを < 評価 > するのが、 生活行為向上リハビリテーション です。

その場で反復練習などの < 訓練・練習 > はしませんよ。。あくまで評価。。。

いずれにしても、 入浴行為 というのは、 身体を清潔に保つだけでなく、
精神面にもかなり大きな意味もあり、
また、環境に関しても、 段差の有無、 温度差、、湿度、 滑りやすさ、などの要因があり、

行為そのものも、 衣類の着脱、段差昇降、立ち上がり、洗体、洗髪、清拭、整容という、
おおくの工程から成り立ちます。
 
 われわれセラピストは、ここに介入する際は、本人や家族の意思を再確認し、支援者の有無や
体制をいろいろ吟味する必要があります。

 そのために、 仮に デイケアにおいて、利用者さんに対して、 自宅での入浴希望に対して
介入を行う場合には、

 リハビリテーション計画書とは別途、、、

生活行為向上リハビリテーション実施計画書  なるものを作成し、適宜見なおしていくことに
なります。

 実際に自宅での練習は行わず、 デイケアにて練習し、自宅では評価を行う。。
そのために自宅に訪問を行う、ということになります。。。
練習してしまったら、訪問リハビリと重なってしまいますからね。

 いずれにしても、 生活行為というのは幅広いものです。。。
そこでの活動・参加 に対するアプローチはなかなか難しいですが、
今後われわれに求められている部分となります。

 さて、うちのデイケアに、この生活行為リハビリテーション を行い、デイケアから
卒業したいという人、、、いったいどの程度いるでしょうか。。。
 

今後のデイケアのあり方 と 生活行為向上リハビリテーション

こんばんは。

 本日は、先日、デイケアにてH27年度より実施する、
< 生活行為向上リハビリテーション > なるものを計画・立案するために必要な研修会に行ってきました。

これは何?という説明の前に、
63bb9a95b527ac0562c679364b22be9e.jpg
デイケアにおいても、
 以前わたしも怒りを込めて記載したと思いますが、、、

リハビリの現場にて、< 漫然 > と身体機能訓練を行っていることはまかりならん、、、というわけです。

 今後、上の図に示すように、心身機能へのアプローチはもとより、
参加・活動、という面においても利用者さんを支援していく必要がある、、ということです。
まぁ、こちらの立場から言えば、現実的に、
ADLの練習は可能かと思いますが、、、IADLまでの練習、これはなかなか 難しいです。。

 ただ、これを今後は重きをおいてやっていきなさい、そうすれば加算をあげますよ。
売上にもなりますよ、、というわけです。
seikatu.jpg
まぁ、こんなかんじです。

 通所リハビリテーションの位置づけとしては、
今後、そこを踏み台にして、利用者さんは 
 
 通所介護の利用や、自宅での生活自立、地域での活動へ、、、と移す ということのようです。。。

厚生労働省のお役人さんのイメージとしては、、、

 ① 退院しました → 期間限定(最大6ヶ月)という形で集中的にデイケアにてリハビリを受けます
            → その後、社会活動への復帰または、デイサービスの利用へと移ります。。。

 ② デイサービスの利用後、または自宅での生活自立後、 徐々に身体の機能が落ちてきました

            → 期間限定(最大6ヶ月)という形で集中的にデイケアにてリハビリを受けます
            → その後、社会活動への復帰または、デイサービスの利用へと移ります。。。

とまぁ、こんなサイクルをイメージしているのでしょう。
実際には、デイケアは、現状では平均して4年は利用しているという実績はあります。。
ただ、デイサービスとの差別化があまりはかれていないところに問題があるとのことでした。。

 そして、 
デイケアにおける    リハビリ専門職による     リハビリ   と 
デイサービスにおける 機能訓練指導員による    機能訓練   との差別化を

 もっとはかるよう、訴えていました。 それが結果としてでなければ、、、、

3年後の改定時においては、 デイケア と デイサービス を 通所系サービスとして 一つに
してしまう意図があるようです。

 その、差別化というのが、 
 < 生活行為向上リハビリテーション > を含めた最大6ヶ月での生活行為へのアプローチ、
そして、
 今回、デイケアにおいて、個別リハビリの  < 単位 >  や < 時間 > という制約をなくした

 という部分だそうです。。。

ま、つまり、 リハビリの専門職に、 自由度を与えましたよ。。 ちゃんと結果を出してくださいよ。。。

 ということです。。

 実際、ケアマネさんの側からも、ずーっと長い間、 デイケア と デイサービス どう違うの?というのがあり、
その結果もあまり出せていないという見方だとのことでした。。。

 ケアマネさんとしても、 自宅や社会での活動・参加 が上手くいかなくなったら、
集中的に デイケア を使ってみよう、、、というような 使い方をするように、持って行きなさい、、という
意味合いがあるようです。 

  また、現状のデイケアにおいて、もう一つ、利用者さんからの声で上がっているのが、、、
< 医師 > にもっと説明を < 直接 > してもらいたい、ということです。
 
 これに関しても、H27年度より、 

医師がリハビリテーション会議によって、ちゃんと利用者や家族に対して説明をするのであれば、
その手間がかかった分、加算しますよ。。。というマネジメント部分での加算がつきました。

 現状のままなら、 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ
 医師が絡めば   リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ  という算段です。。。

いずれにしても、、、 
今後の通所リハビリというのは、かなり立場が厳しくなるようです。

今後3年間で、いろいろなデータを収集し、その結果、結論を出すようなことを言っていましたね。

 また、活動・参加の方向とはかみ合わない < 訪問リハビリ > に関しても、
今後はなくなっていくという言い方もしていました。。。

 これに関しても、、、私としては は? という感じではありますが、
実際、現状までの実感として、心身機能面での低下が目立つ難病や、重度の脳卒中の利用者
さんが、訪問リハビリの対象者としては増えていることは確かです。。

ま、厚生労働省の方のお話も直接あり、その人からニュアンスとして聞き取ったものですので、
実際の方針とは異なるかとも思いますが、、、いずれにしても、、繰り返しになりますが、、、

 次回の改定時においては、 デイケア と デイサービス を 通所系サービスとして 一つに
してしまう意図があり、
また、通所系サービスの中で、訪問リハビリの機能も持たせるという方向性はあるようです。。。
どうなることやら。。。



 

訪問理美容師

こんばんは。

 本日は、 医師や看護師、などと並び、 < 師 > と称号のつく、

訪問理美容師 についてです。 先日、新聞では、
訪問介護の資格を持つ理美容師さん、、というテーマで記事がありましたね。

 現在、自宅から外に出られない要介護の方や、外に出られたとしても、デイケアやデイサービスを
利用するのがやっとだという方々、は相当な数になると言えます。

 髪の毛は、もちろん高齢とともに、薄くなったりするものでしょうが、やはり、
その人なりの価値観の中に、自分の容姿に関してや、整髪の仕方、紙の色、ヘアースタイル、、
髪の毛に関する部分は、その人のQOLの一部にもなっています。

 若い人でさえ、抜け毛だの、育毛・発毛・キューティクル・天使の輪 、、などなど、、、
髪の毛に関しては、女性を中心に、かなり関心ごとになりますし、
抗がん剤の使用などに伴うウィッグの作成や使用に関しても、大きな問題だと思います。

 これらの要望に対して、若い人であれば、自分の足で美容院なり理容室なりに通えるのでしょうが、
高齢の方々やその家族としては、やはり、そこまで足を運ぶこと自体が、かなり負担になります。

 そこで、現在、
訪問介護の資格を持つ理美容師が注目を浴びています。

形としては、
① 自宅への訪問
② 老健や老人ホーム・デイケア・デイサービスなどの施設への訪問

など、実際に高齢者の元に足を運び、その場で理容を行うわけです。
出張料などをとる場合もありますが、一方で、市区町村によっては、援助がある場合もあります。

 例えば、自宅であれば、車椅子の使用の仕方、ベッドから椅子への誘導の仕方など、
ある程度知識がある方に介入してもらえて、髪を切っていただければ、
家族や本人も、安心できるかと思います。
 
 現在、いわゆる床屋さんも、1000円カットができるなど、競争激化しています。

その中で、高齢者など、身体機能が低下した方に対して、柔軟に対応できることは、
ある意味スペシャリストと言えそうです。

 われわれセラピストは、爪は切れても髪は切れません。ただ、散髪というのは、
かなりの頻度で利用者さんや家族の要望の一つとなります。
 
 まぁ、男性の場合は、奥様がバリカンでつるっつるにしている方も多いのですが、、、
女性にはそうはいかないかと思います。女性にとって、いくら歳を重ねても、髪は命、
とする女性、身だしなみの意識を強くもっている女性、かなりいらっしゃいます。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。