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理学療法士になりました                    ~リハビリ 日々是好日~
リハビリスタッフとして仕事をしながら、日々思うこと、記憶に残ったことを記録していきます。

プロフィール

どら吉

Author:どら吉
年齢   : 39歳
性別   : 男性
略歴   : 大学  ドイツ文学科を専攻
     : その後 金融機関に就職
           システムエンジニア
     : 退職後 専門学校に入学
           理学療法学科を専攻
     : その後 病院・診療所に勤務
     : 現在  診療所にて
           通所リハビリ業務
           訪問リハビリ業務



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大腸がん

こんばんは。

 2日前の新聞において、
国立がん研究センターは、2015年にがんと新たに診断されるのは
98万2100人とする予測を発表しました。

 これは、約10万人増加したことになります。

新たに診断される人は、男性は前立腺がん、女性は乳がんが最多だったのですが、、、
男女を合わせてみると、

 大腸がんが13万5800人で初めて最多となったようです。

 部位別でみてみると、、、
 <部位別のがん患者数順位>
 (1)大腸  13万5800人
 (2)肺   13万3500人
 (3)胃   13万3000人
 (4)前立腺  9万8400人 (男性1位)
 (5)乳房   8万9400人  (女性1位)
 (6)肝臓   4万7300人
 (7)膵臓   3万8700人
 (8)子宮   3万人
 (9)悪性リンパ腫  2万9700人
(10)腎・尿路(膀胱<ぼうこう>除く)  2万8700人

<部位別のがん死亡数順位>

 (1)肺    7万7200人
 (2)大腸   5万 600人
 (3)胃    4万9400人
 (4)膵臓   3万2800人
 (5)肝臓   2万8900人

とまぁ、生活習慣病に由来するものがほとんどですね。

 ちょうど、俳優のIさんが本日、大腸がんを告白したことでも、
多少注目された結果です。

 まぁ、 初の、、といっても、あまりめでたいものではないですがね。
chou.gifdocu0001.jpg
日本人では
< S状結腸 > と < 直腸 > 
にがんができやすいといわれています。
特に増えてきているのが、 結腸 です。

大腸がんの発見に関しては、便に血液が混じっているかどうかを検査する
< 便潜血検査 > が有効であることが明らかになっており、
症状が出る前に、検診などでの早期発見が可能です。
早期に発見できればがんを完全に取り除ける可能性が高くなります。

多い症状としては、
血便、 下血、 下痢と便秘の繰り返し、
便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少

などがあります。
中でも血便の頻度が高いのですが、
痔(じ)などの良性疾患でも同じような症状があり、
早めに消化器科、胃腸科、肛門科などを受診することが早期発見につながります

大腸がんの罹患率、死亡率は男性では女性の約2倍と高く、
結腸がんより直腸がんにおいて男女差が大きい傾向があります。

生活習慣では、 < 過体重 > と < 肥満 > 
で結腸がんリスクが高くなることが確実であるとされています。
MD712.gifdaicho2-1.gif
大腸がんの検診、この呼びかけは、かなり国としても真剣なものとなっています。

 ステージがあがると、必ず転移が起こるのが大腸がんです。
早期発見といはいいますが、、、なかなか検診に対しては腰が重い方が多いのが
日本人の特徴であるようです。



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線虫 と がん ?

こんばんは。

 本日は、 以前新聞をにぎわした、線虫 を 用いた がんの発見方法についてです。

実際、治療の現場では、

< がんの患者には、特定のにおいがある > ということです。本当なのか、全く分かりません。

ただ、がん探知犬 という試みは、実際にあるようです。

これを、線虫にやらせたのが九州大学のチームのようです。

線虫??
b2c92561.jpg
1ミリくらいだそうです。 線形動物 というのが正式な名前です。

 人間の寄生虫もそうですが、人間の生活と関わりの深いものも多いようです。

だいたいの線虫は、土の中や海の中にいるようですが、人間に寄生しているものもあります。
回虫というのも、この線虫の一種のようです。

 <実験してみると、がん患者の尿のにおいを好んで近寄り、
   逆にがんではない人の尿は嫌って遠ざかることが分かった。
   健診で採取した242人の尿を使って調べると、がんと診断された24人のうち、
   線虫は23人の尿 を選ぶことができた>

論文をみる限りは、誤診率 が 2.8% ということです。

マンモグラフィーの 誤診率 は 7.5% とのことですので、 ある意味、精度高いですね。
血液を調べる検査マーカーにおいて同じ患者を検査しても、1/4程度しか 、 がん と
診断できなかったようですので、意外や意外、精度高いです。

がん探知犬といのは、育成に時間がかかり、普及するには課題が多いようです。
また、集中力がいるため、1日に5検体ほどしか、犬には対応できないらしいのです。

検査の期間に関しても、 これまで数週間かかっていた血液などの検査に比べると、
好きなにおい = がん患者のにおい となるこの線虫に頼めば、1時間半ほどで
寄っていくらしいのです。

 早期発見の難しいと言われる、 すい臓がん に対しても、高い精度で反応するようです。

C. elegans というこの線虫 まさに エレガントです。

私がすごいと思ったのは、ステージ0やステージ1の、早期発見が微妙な がん に関しても、
きちんと検出できているという点です。

 問題点としては、 全てのがんを検出できる 、 但し、 特定のがんだけに反応する ことは難しい

ということです。

 九州大学は、日立製作所 と共同開発しているようですが、 これは乞うご期待です。
2019年に実用化ということですが、、、そうなってほしいですね。

肺がんリスクについて

こんばんは。

 本日は、肺がんについて述べたいと思います。
肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因でがん化したものです。

近年、肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなってしまいました。
がんの統計というのは、だいたいが1-2年は統計上かかるようですので、

現在、予測、ではなく、確定されている死亡数は、2013年のものが最新かと思います。
ga.jpg
ここでわかるように、
死亡数は、 男性1-3位 肺がん  胃がん 大腸がん
        女性1-3位 大腸がん 肺がん 胃がん
        合計1-3位 肺がん  胃がん 大腸がん
OSV0051_2013.png
となります。
一方、罹患者数となると、 男性は 肺がんが2位  女性は 4位 となり 男女合計で 3位です。
01hai.gif

 小細胞がん というのは、 脳・リンパ節・肝臓・副腎・骨などに転移しやすく悪性度の高いがんです。

 日本で最も発生頻度が高い  腺がん  は、
 男性の肺がん全体の40%、
 女性の肺がん全体の70%  以上を占めています。
 
 たばこをあまり吸わない人であってもなってしまうのが、この 腺がん です。
 女性の肺がんで多く、症状が出にくいのも特徴です。
 
 肺の末梢、端っこに生じるやつです。

 一方、喫煙との関連が大きいのが、扁平上皮がん となります。
 
 男性の肺がん全体の40%、
女性の肺がん全体の15%を 占めています。

太い気管支に発生するのが特徴です。 なぜか肛門型とか言う場合もあります。

 大細胞がん といのは、文字通り、大きながんで、 増殖も早いようです。

さてここで不思議なのは、 欧米では、 たばこが肺がんの原因となるのは、
< 90% > と言われています。

一方で、日本では、 男性で <69%> 女性に至っては、< 20% >程度、
だということです。

 受動喫煙 というのは、 がんの原因として、 科学的根拠→→ かなりあるようです。

非喫煙者でも受動喫煙の影響によってリスクが上がっていることが、
特に女性において考えられます。
kinen05.png
タバコの煙は、 吸った人の体に入る       主流煙  と 
          吸った人の呼気で出される   呼出煙
          タバコからあがる         副流煙  
とにわけられます。

そもそも、  受動喫煙 とは、 副流煙 と 呼出煙 とが合わさったものです。

この副流煙の中には、 主流煙 の2.8倍のニコチン 46倍のアンモニアなどが排出されます。
火の着いたタバコ、、かなりやっかいです。

さて、近年女性の肺がんは急増しており、 タバコを吸わない人の 腺がん が急増している原因
がかなり調査されています。

もちろん、受動喫煙もその原因ですが、、、
女性の場合、 調理の際の 油 から出ている有害な物質もあるようです。

また、 遺伝子による部分も大きいようです。
この、肺がんを発症する可能性のある遺伝子素因は、女性のほうが高いようです。
なかでも、喫煙しない女性のほうが、より悪化しやすい遺伝子素因がはたらくようです。 

それだけでなく、 性ホルモンも原因の一つと言われています。
エストロゲンというホルモンの受容体の数も問題となるようです。
閉経が遅い人のほうが、発症する可能性が高くなる、ということでしょうか。

その他、環境要因として、飲料水中の ヒ素 は確実なリスク要因です。

アスベスト、シリカ、クロム、コールタール、放射線、ディーゼル排ガス、
さらに、石炭ストーブの燃焼なども影響が強いようです。
kinen06.png
いずれにしても、
肺がんによる死亡率は、欧米でもほぼ1位となっているようですので、

生きるための < 空気 > をやりとりする 大切な 臓器である 肺 、
この肺は大事にしたいですね。

治験について

こんばんは。

 本日は、先日の新聞での記事において、がんの治験に参加された人のことが書いてあり、
また、がん難民と言われる、医師からもう標準的治療は難しいと言われた方々(2014/9のブログにて
書きましたが)
のうち、多くの方が、この治験に望みを託している現実を知り、少しこの治験について調べてみました。
02.png
この図からもわかるように、治験というのは、
単純に考えて、
 基礎研究     2-3年
 前臨床試験    3ー5年
 治験        3-5年 (第Ⅰ相試験 ・ 第Ⅱ相試験 ・ 第Ⅲ相試験 )
 新薬承認申請  2-3年
 新薬発売     4-10年
 → 第Ⅳ相試験  (薬の評価 ・ 副作用の調査)
というかなりの年月がかかります。 そして、新しい薬が誕生するのは、1万分の1 という確率だそうです。
開発期間は10年以上 総費用は200-300億円 とも言われます。

以前、新聞の記事でも、第Ⅱ相試験に参加した患者さんが、せっかく本人には薬が効いてきたのに、
その他大勢のひとに対して効かない結果となった場合は、その薬が打ち切られてしまった、、、
ということもありました。
chiken-towa_new.gif
薬といのは、最終的には、厚生労働省が認可して、初めて < くすり > となります。
まずは、
薬剤メーカーが、 薬の研究を行います。ここで、かなりのお金・時間を費やし、
その後、
医療機関やメーカーが呼びかけて、 治験 が行われます。 

 第Ⅰ相の試験
   一般の健康成人に参加してもらいます。 
   ここで、 < 安全性 > を見ます。

 第Ⅱ相の試験
   対象となる少数の病気の方に参加してもらいます。 
   ここで、 < 有効性 ・ 用量 > を見ます。
   多くの、がんの治験では、この段階で、ガン難民が参加しています。

 第Ⅲ相の試験
   対象となる多数の病気の方に参加してもらい、
   従来の薬と < 比較 ・ 検証 > します。

 がんの方で言えば、腫瘍以外に他の病気がない、というのが、この治験参加の条件になります。
 だいたいの治験において、1ヶ月くらい続けて服薬し、1日に何度も採血するようです。
 対象となるがんの大きさが、その間に大きくなったり、体調が悪くなると、
 すぐにその治験からは外されてしまいます。

 もちろん、本人がいつでも 止めた ということができますが。。。

 がん領域で多数の治験を行っているのは、 治験の 中核病院 と言われる病院です。
 以下の10あるようです。

 独立行政法人国立がん研究センター中央病院
 独立行政法人国立循環器病研究センター
 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
 独立行政法人国立国際医療研究センター
 独立行政法人国立成育医療研究センター
 千葉大学医学部附属病院
 大分大学医学部附属病院
 北里大学医学部
 慶應義塾大学医学部
 国立病院機構本部

この下に、30ほどの治験拠点病院があるようです。

 治験に対しては、治験担当医師と言われる医師だけでなく、
CRC (治験コーディネーター)と言われるひとがいます。

実際、国立がん研究センターがん対策情報センターが提供する
<がん情報サービス>(http://ganjoho.jp/public/index.html)
のHPにおいて、
 < がんの臨床試験を探す > という項目は、最初の画面から選択できるようになっています。

 かなり狭き門ではあると思いますが、がん以外にも、治験への参加について、
我々セラピストも時折相談されることがあります。

 パーキンソン病の方は、少し前までは、私の利用者さんの中で、
 電極を脳内に埋め込む治療、
  DBS(Deep Brain Stimulation)を受けたい方が、かなり多かったように思います。

 実際には、年齢やら、合併症やらにて、希望が叶う方は少ないようでした。

 一方で、全国に少数しかいない難病の方は、比較的 容易に治験に参加できるような
印象があります。ただ、それだけ母集団が少ないため、それを受け入れる病院自体が
少ないようでしたが。。。

リンクナース??

こんばんは。

 本日は、病院ではなく、地域での緩和ケアに携わる職種の一つである理学療法士として、
リンクナースの存在についてコメントします。

新聞紙面上において、地域の緩和ケアを取り巻く環境の中において
リンクナースの存在がクローズアップされていたので、まずはそれを紹介します。

pc02.gif
上の図からわかるように、
以前までの緩和ケアのイメージは、
がんがある程度進行し、その結果、終末期に対する患者さんや家族への関わり、と考えられてきました。

 その後、2012年6月に国で定めた、がん対策推進基本計画において、その考え方が変更され、
がんと診断されたその時点から、緩和ケアも同時に推進していく、ということが課題となりました。

 つまり、がんと診断された衝撃に対して、その後の治療へ向かうための心理的・社会的な準備を
整えるための支援を、積極的に行っていく、ということです。

 ここで言う、社会的な準備、というのは、仕事や、経済的な問題、家庭内の問題、などを言います。
kanwa_member.gif
地域における緩和ケアチーム、というのは、例えば上の図のようなイメージです。
理学療法士のところには、作業療法士、言語聴覚士も含まれると考えてよいと思いますし、
図にのっていない部分で、ピアサポーターなどの民間のボランティア団体も含めてよいかと思います。

 この地域における緩和ケアチームに対して、
病院における緩和ケアチームは、
13_001.gif
今までは、上の図のような仕組みでした。現在でもこのような形で、対応している病院も
あるかと思います。
 リンクナースというのは、病院なかで、緩和ケアチームと、担当の医師や看護師との間を結ぶ
調整係という立場であり、
 緩和ケアチームと病棟や外来部門の連絡を担当する看護師という位置づけであったと思います。
それが、現在では、
201502260002s8_2.jpg
 上の図のように、患者さんや家族とも直接連携し、その他の医療スタッフとの間に入って調整を
行う役割に変わっています。
 患者さんや家族の方の思いを受け止める役割、これがリンクナースの役割に新たに加わったとも言えます。

ただ、このリンクナースの存在は、 一度患者さんが地域に戻った後は、地域との連携にはなかなか
加わることができていないように思います。
 
 現状、地域での緩和ケアチームの中心となるのは、場合によってはケアマネージャーであったり、
外来の病院のソーシャルワーカーであったりします。
 なかなか、担当医師や看護師と、地域の医療スタッフとの橋渡しは円滑には行えません。

 私の所属するデイケアにおいても、悪性リンパ腫で先日亡くなった53歳のKさんに対しても、
国立がんセンターの医療スタッフ との関わりや治療経過、投薬状況などの情報はなかなか詳細が
伝わらず、
ケアマネージャーさんも十分な情報を得ることができておらず、
私自らが、Kさんのご家族と直接連絡をとり、担当医師に対して確認してきて欲しい事項を家族に
対して書面でお渡しし、それをあとで家族から確認する、という、なかなかスムーズにいかない
対応をしてきた経験があります。

 Kさんが一人暮らしであったこと(離婚して独居)、家族である息子や娘が30代と働き盛りで、
なかなか本人に付き添えなかったこと、
Kさん自身は脳転移があり、高次脳機能障害があったため、本人の説明では要領を得なかったこと、
というのも、問題ではありましたが、
このような方は、大勢いるかと思います。 

 やはり、病院内でリンクナースという存在があるならば、その情報を地域まで届けるための
橋渡し役が大切だと痛感します。
 がんの治療のための担当医と、実際にその人が暮らす地域での主治医は、
異なることが多いというのも現実問題としてあります。

 また、ソーシャルワーカーやケアマネージャーでは、その人の能力によって、医療やがんに対する
知識や対応能力に大きな差があります。
うまく情報を担当医から引き出せないことも多いのです。
 
 地域のリハビリスタッフはこのような情報不足の中で、利用者さんと向き合っているという現状が
あることを、述べさせていただきました。

 一朝一夕には解決されない問題ですが、今後の課題として、私の中でくすぶっているものの一つです。



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